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無資格者によるアートメイクは違法です!

最近,無資格者によるアートメイクで逮捕者が続出しています。アートメイクとは,針で皮膚に色素を入れる落ちないメイクのことで,眉やアイラインに入れることが多いです。アートメイクは,医療行為なので医師又は医師の指示の下,看護師が行う必要がありますが,比較的簡単にできるため無資格者が施術をしてトラブルになることが多いです。化膿して腫れたりアイラインのアートメークで角膜に傷をつけられるケースもあります。無資格者のアートメークは医師法17条(医師でなければ,医療をしてはならない)違反で法定刑は3年以下の懲役若しくは100万円以下の罰金,又は併科です。また,看護師が医師の指示を受けずに施術をすることは保健師助産師看護師法37条に違反するため医師不在で看護師が施術をすると6月以下の懲役若しくは50万円以下の罰金,又は併科となり得ます。

 

ただ,医師の施術であっても,寝ている間に極太のマジックで描いたような眉毛にされたケースがありました。美容整形では,医師は腕だけではなく美的センスも必要ですが,美的感覚には個人差があるので要注意です。事前に患者の希望を聞かない医師に気を付けましょう。

 

■無資格者によるレーザー治療,ケミカルピーリングも違法です!

レーザー脱毛やケミカルピーリングはいずれも医療行為であり,無資格者が行うと医師法違反になります。 

 

レーザー脱毛で火傷を負い瘢痕や色素沈着を起こすケースが非常に多いです。又,シミ取りのためクリニックに行ってレーザー治療を受けたところ火傷を負い,シミの何倍も大きい瘢痕が残ったケースもあります。

 

ケミカルピーリングは,皮膚の表面に酸性の薬剤を塗布して,古くなった角質や毛穴に詰まっている角栓老廃物などを溶かして除去する治療法ですが,ニキビ除去目的でケミカルピーリングを受けたところ,顔にニワトリの卵大の面積の肥厚性瘢痕が残ったケースもありました。

 

無資格者による施術は,火傷等した被害者が警察署に相談して発覚するケースが多いようです。逮捕されるのは極一部で,まだまだ無資格者の施術が横行している可能性がありますが健康被害を生じる危険がありますのでくれぐれも気を付けて下さい。

 

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