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■胆石症とは

胆嚢、胆管に胆汁成分由来の結石が存在する頻度の高い疾患である。男女比は、1:1.5で女性に多い。

■胆石とは

胆汁の流れ道である胆道(胆嚢、胆管)に発生した固形物(結石)で、泥状のものを胆泥、砂状のものを胆砂という。胆石の存在部位により、胆嚢結石、胆管結石、肝内結石に分類される。胆石の成分により、コレステロール石、黒色石、ビリルビン石、その他の胆石に分けられる。

■症状

食後30分から2時間の間にみぞおち、右季肋部、右背部が痛むことが多く、20分以上続く強い疼痛である。脂肪食で誘発されることが多い。発熱、嘔気、嘔吐などが起きる。胆嚢炎、胆管炎、肝機能障害、黄疸、膵炎等の合併症を起こす場合がある。なお胆嚢結石の約2/3は無症状である。

■診断法

腹部単純X線撮影、腹部超音波検査、腹部CT、磁気共鳴胆管膵管撮影(MRCP)、点滴静注胆道造影(DIC)、内視鏡的逆行性胆管膵管造影(ERCP)等がある。

■治療

①経口胆石溶解療法
ウルソデオキシコール酸、ケノデオキシコール酸等。コレステロール石、15mm以下、石灰化がない、胆嚢機能が保たれている等の条件が揃う場合に効果が得られる。

②内視鏡的乳頭括約筋切開術(EST)

十二指腸カメラを使い、総胆管の出口である十二指腸乳頭を電気メスで切開し、総胆管内にある胆石を取り出す方法。風船を用いて十二指腸乳頭を拡張し、総胆管にある胆石を取り出す方法もある(内視鏡的乳頭括約筋バルーン拡張術[EPBD])。

③体外衝撃波胆石破砕術(ESWL)

適応は、径3cm以下、3個以下、石灰化がないか軽度のコレステロール結石で、胆嚢収縮能の良好な胆嚢結石。

④腹腔鏡下胆嚢摘出術

手術適応は、3cm以上の胆石、膵胆管合流異常、陶器様胆嚢、石化乳胆汁の合併例。萎縮胆嚢、充満結石、胆嚢壁肥厚例も胆嚢癌危険群として手術適応とされる例が多い。

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