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医療過誤・医療事故について弁護士が答えるよくある質問Q&A

Q41. 医療過誤訴訟はどうして難しいのですか?

A41. 弁護士に医学の専門知識が要求されるとともに鑑定意見書の作成や訴訟中のアドバイスを依頼できる

専門分野の協力医が必要で、かつ、判断者である裁判官に医学的問題点を理解して頂かなければならないからです。

 

医療過誤訴訟は、専門訴訟と言われ、弁護士に高度の医学知識が要求されます。弁護士でも、病院側の代理人は、医師から随時指導が受けられ、医学文献の入手も容易です。一方、患者側の代理人の場合、医師・病院を相手に争うために、診療録を詳細に分析し、自分で専門書や医学文献を集めて勉強しなければなりません。しかし、特に高度な専門知識が要求される場合は限界があり、いつでも相談できる各専門分野の協力医の存在が欠かせません。

 

訴訟では、原告・被告双方から専門医が作成した私的鑑定意見書を提出しますが、私的鑑定意見書の作成を依頼できる協力医がいなければ、提訴も出来ません。本人訴訟や医療を専門としない弁護士は、私的鑑定意見書を提出しない場合がありますが、診療行為の過失が熾烈に争われるケースで勝訴するのは難しいです。

 

患者側代理人に要求されるのは、医学知識だけではありません。過失の有無を判断する裁判官に医学的問題点を分かりやすく説明し理解して頂く必要があります。

 

医療集中部(医療事件を専門的に扱う裁判所の部署)の裁判官は、他の裁判官に比べ医学知識が豊富ですが、もともと医学知識があるわけでも、長年医療過誤訴訟を扱っているわけでもなく、医療集中部に配転された3〜4年間集中して医療事件を扱うだけですので、とくに転勤したての裁判官にいきなり高度の医学知識の理解を求めるのは酷といわざるを得ません。ましてや医療集中部のない裁判所の裁判官は、医学のことは殆ど分からないことが少なくありません。

 

患者側の弁護士に医学の知識があっても、裁判官に医学的知見や問題点を分かりやすく伝え、原告の主張が正しいと確信してもらう努力を尽くさなければ勝訴するのは困難です。医学の常識は、裁判では通用しないことに注意が必要です。

医療事故・医療過誤(医療ミス)について法律相談をご希望の場合には,『医療事故調査カード』をダウンロードし,必要事項をご記入の上,当事務所宛にご郵送ください 担当弁護士が内容を拝見した後,ご相談日をご連絡いたします 電話相談も可能です

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